◎ カーボンパーツ制作技術を一挙大公開!◎


カーボンパーツってスポーティで格好いいですよね。
でも焼き入れをしたリアルカーボンは高価すぎてちょと手が出ません。
そんなわけで私の様なビンボー人は、カーボン柄のカッティングシートを貼って誤魔化したりしますが
これはいかにもビニールっぽい質感なので、どうしても安っぽく見えてしまいます。
いかにも「シートを貼りました」という感じになりますよね。
本物は、あんなにくっきりとした柄ではありませんし、薄っぺらくありませんから。
そこで...
カーボンシートをリアルカーボンに見せる技をご披露しましょう!

難しい技術はほとんどありません。
ただのカッティングシートをまるでリアルカーボンの様に変身させる方法をお教えします。
説明をじっくり読んで、あなたの愛車をドレスアップさせてあげて下さい!



【1】
今回カーボン仕様に加工するのは、ドアミラーのベース部分。
Aピラーの根元にかぶせる三角のパーツです。

カーボンシートはこのパーツよりひと回り大きく切っておきます。
特に高価なシートは必要ありません。オート●ックスなどで
2000円程度で売っているもので充分でしょう。
それから、当然ですがパーツ自体のゴミやほこりは掃除して
おきましょうね。

さあ、これからはじまりです!
目からウロコが落ちますよ!

【2】
まず始めにシートを貼りましょう。
そのままベタッと貼ってしまうとやり直しが出来ませんので、
食器洗い用の洗剤を2〜3滴入れた水を霧吹きでパーツに
吹いておきます。この上からシートを貼り、霧吹きの水分を
スキージーで内側から外へ押し出すように貼っていきます。
アールのついた部分はドライヤーで熱してシートを柔らかく
してから引っ張って貼っていきます。
ここの仕上がり加減は最後まで影響しますので慎重に作業
しましょう。ただし、多少の気泡は後の作業で消えますので
気にしないこと。

この段階で満足する方はここで止めてビールでも飲んで
寝て下さい(^_^)
でもやっぱりビニールそのものの安っぽい質感でしょ?。

【3】
シートの端は裏から必ず瞬間接着剤で強力に貼り付けて
おきましょう。シートの糊だけだと経年劣化で剥がれてきます
ので。カーボンに飽きたら後で剥がそうなんて半端な気持ち
ではいけません。パーツと心中するつもりで取り組みましょう。
次にクリアスプレーを吹きます。ソフト99やホルツ等の普通の
物で構いません。シートにはどうしても気泡が入ってブツブツに
なりますが表面が平らになるまで何回もクリアの層を吹き付け
るのです。
スプレーは、お湯で暖めてから使うと、圧力が高くなって
きめ細かい吹き付けが出来ますよ。でもお湯から上げたら
必ず水滴をよく切って、ノズル部分をドライヤーで熱し、
入り込んだ水分を蒸発させておきましょう。
これをやらないとクリアが白くボケてしまいます。
どうです、為になるでしょ?

【4】
さて、ここからが私のオリジナルテクニック!魔法の技です。
先の工程のクリアの層を作る途中で、一回だけ「スモーク」を
吹くのです。スモークとは田宮やグンゼの模型用のスプレーに
必ずラインナップされている半透明のグレーの塗料の事です。
これが効くんです。
(私はグンゼのNo.101:スモークグレーを愛用)
これをクリア層の間に挟むことによって表面とシート面の間に
距離感が生まれ、まるでリアルカーボンの様に見えるのです。
騙されたと思って一回お試し下さい。それから、スモークは
均一に吹かないと、まだらになってしまいます。
そのためスプレー缶をお湯で暖めてから、なるべく遠くから
吹くのがコツです。
少しづつ、均等に、様子を見ながら吹いて下さい。

【5】
最後に表面を平らにするために仕上げのクリアを吹きます。
ここでは出来るだけ厚く吹いて下さい。表面張力でツルツルに
なります。こうすると後が楽です。
(液が垂れたら元も子も無いですけど)
横着してこの工程を省いてはいけません。
必ず最終的な表面はクリア層になるようにして下さい。
スモークが表面だと磨きの工程でせっかくのスモークが
はげちゃいますよ。

それから先ほどの工程でのスモークは吹き過ぎると
ただ黒いだけになってしまいますからご注意を。
サッと一回まんべんなく吹けばいいです。

【6】
次は磨きの工程です。サンドペーパーや各種コンパウンドを駆使して磨き上げるのですが、
表面を鏡の様に仕上げる「研ぎ出し」についてはこちらをご覧下さい。(※ 【4】番の項からご覧下さい。)

【7】
どうです!この仕上がり。
とてもビニールのシートを貼ったようには見えないでしょ?

また、研ぎ出しをわざとやらずに1000番程度のペーパーを
かけた後に、軽くコンパウンドで磨くだけにしておくと
焼き入れをした感じがうまく出ます。
本物のカーボンってあんまりピカピカしてないんですよね。

このスモークを使う技は色調を他のカーボンパーツと揃える
のにも使えますね。カーボン調パーツって各社から色々
出ていますが、並べてみると色味がまちまちです。
そのまま取り付けると全体にまとまりがなくなるので、
色調を統一するためにも使えるのです。

ぜひお試しあれ!